Bettersizer 2600

レーザー粒子径分布測定装置（湿式および乾式分散）

Bettersizer 2600は、レーザー回折技術を利用しています。散乱スペクトルからの光信号をインテリジェントソフトウェアに送信される電気信号に変換する92個の光強度検出器があります。ミー散乱理論をデータに実装し、数学的変換を実行することにより、完全な粒子径分布を求めることができます。

•測定：粒子径分布
•粒子サイズ範囲：
ウェット分散：0.02〜2600μm
乾式分散：0.1〜2600μm
•分散タイプ：湿式と乾式
•技術：レーザー回折
•フーリエと逆フーリエの両方の光学システムを利用する新しい特許取得済みの技術により、広い範囲をカバーする大小両方の粒子の正確な測定
•0.016°〜165°の角度範囲をカバーする92個の検出器を備えた光学ベンチ
•オプションのウェットおよび/またはドライ分散
•少量のサンプル用の少量乾式分散モジュール、特に医薬品または貴重なサンプルが不足している場合
•分散モジュール間の簡単かつ迅速な切り替え
•新しい材料の標準操作手順の実装、作成、使用が簡単
•光学システムの自動調整
•使いやすいソフトウェア、簡単に習得

パンフレットのダウンロード

パンフレットのダウンロード

デモをリクエスト

サンプル分散モジュール	BT-802	湿式少量サンプル	BT-80N	BT-902	BT-903
サンプル分散	湿式サンプル分散	湿式少量サンプル分散	耐腐食性サンプル分散	乾式サンプル分散	乾式少量サンプル分散
分散モジュール
メインデバイスと組み合わせる
容量	600 mL（分散媒）	8 mL（分散媒）	80 mL（分散媒）	0.2〜10 g（サンプル）	0.02〜1 g（サンプル）
自動化	全自動	半自動	半自動	全自動	全自動

概観

特徴
SOP
パフォーマンス
技術
仕様
問い合わせ

1）フーリエ及び逆フーリエ設計の組み合わせの特徴

球面検出器配列：合計92個の前方、左右、後方光強度検出器。
超大型フーリエレンズ;
小さな設置面積：小スペースに設置可能なコンパクトなデザイン

2)直感的でパワフルなソフトウエア

直感的な操作と整然としたユーザーインターフェイス
最適な測定条件を決定するためのリアルタイムモード
全自動測定ルーチン
自動クリーニングルーチン
自動データバックアップと高度にカスタマイズ可能なレポート
フラウンホーファーおよびミー評価モデルによる直接変換
ワンクリックで湿式分散モジュールと乾式分散モジュールの交換

3）湿式分散モジュール
BT-802 は、水を分散媒として利用し、粒子サイズを測定するように設計されています。

BT-802はABSシェルで構成されています。その構成要素には、遠心ポンプ、蠕動ポンプ、超音波分散機、ピンチバルブ、制御回路などが含まれます。攪拌速度は500〜2500rpmの範囲で調整可能です。内蔵の超音波システム（50 W）により、サンプルの安定した分散が可能です。

BT-80Nは、分散媒として有機溶媒を使用して粒子サイズが測定できるように設計されています。 BT-80Nは、一般的な有機溶媒に適していて、次の溶媒が使用可能です。

BT-80Nはステンレス鋼のシェルで構成されています。そのコンポーネントには、遠心ポンプ、超音波分散機、PTFEパイプライン、焼結石英サンプルセル、制御回路などが含まれます。

湿式少量分散モジュールは、分散媒として溶媒あるいは水が使用でき、貴重または少量サンプルで測定できるように設計されています。モジュールは、ABSシェル、攪拌モーター、キュベット（8 ml）、スターラーなどで構成されています。

最大容量：8mL (0.005〜0.1g)
水または有機溶媒に分散したサンプルに適しています。

4）乾式分散モジュール
BT-902は、乾燥粉末の粒子径測定に適しています。ガスとしては、圧縮空気、窒素、またはその他の希ガスが使用可能です。

BT-902は、電磁振動フィーダー、ベンチュリパイプ、ガス回路、電気回路、圧力センサーなどで構成されています。

BT-903は、最小サンプル量20mgの貴重で少量の乾燥粉末の粒子サイズ測定用に設計されています。

BT-903は、ベンチュリパイプ、ガス回路、電気回路、サンプルチューブなどで構成されています。

5）Bettersizer 2600粒子径分布測定装置のアプリケーション

標準操作手順書（SOP）
SOP設定には、取水、気泡除去、バックグラウンドと不明瞭化の測定、テスト、クリーニング、および結果の保存と印刷の内容が含まれます。

利点
•Bettersizer2600は、標準化された自動テストのための簡単なソリューションを提供します。
•オペレーターによる測定結果の誤差を減らし、客観的で信頼性の高い結果が得られます。

解像度と感度

Bettersizer 2600レーザー粒度分析の分解能と感度は、以下のように検証されています。サンプルAをサンプルBに徐々に追加すると、グラフもそれに応じて変化します。

サンプルA <サンプルB

サンプルA =サンプルB

サンプルA>サンプルB

測定パラメータ
粒子径分布	懸濁液、エマルション、乾燥粉末
全般
測定原理	レーザー回折
解析理論	ミー散乱理論、フラウンフォーファー回折理論
標準的測定時間	＜10秒
測定性能
測定範囲	湿式：0.02～2600μm、乾式：0.1～2600μm
測定精度	≦0.5％
繰り返し再現性	≦0.5％
サイズクラス数	100（ユーザー調整可能）
フィードモード	湿式：自動循環あるいはマイクロキュベット
乾式：キャリアガス
特殊機能	SOP設定、屈折率測定、サンプル割合計算
主装置
光学システム	逆フーリエ、フーリエそしてサンプルセルの斜め配置
レーザー	高出力光ファイバーレーザー（10 mW / 635 nm）
検出器	92個（前方、左右、後方）
測定角度	0.016～165°
湿式分散モジュール
測定方法	ワンクリック操作（自動測定、洗浄、保存、印刷など）
分散媒	水あるいは溶媒（サンプル性状に依存）
攪拌速度	500 - 2500 rpm/ min
超音波分散機	超音波分散、焦げ付き防止，50 W
乾式分散モジュール
分散ガス	空気窒素希ガス
ガス圧力	0.1 - 0.8 MPa (空気圧縮機に依存)
ソフトウェア
適合性	21 CFR Part 11, ISO 13320, USP <429>, CE
レポート	カスタマイズ可能なレポート
システム
寸法 (L x W x H)	70.5 x 31.8 x 29.5 cm
重量	23 kg
供給電源	100 / 240 V, 50 / 60 Hz
パソコン仕様
コンピューターインターフェース	少なくとも1つの高速USB2.0またはUSB3.0ポートが必要
推奨動作システム	Windows 7 (32 bit and 64 bit) 以降
ハードウェア仕様	Intel Core i5プロセッサー、4GB RAM、250GB HD、ワイドスクリーンモニター